イタリアのクリスマス(ナターレ)は12月8日「無原罪の聖母マリアの日」(聖母マリアが救い主キリストの母として唯一原罪を免れたことを祝う日)を境に一気に加熱します。家族や友人、恋人へ贈るプレゼントを求め街へショッピング、イタリアのクリスマスケーキ「パネットーネ」や「トッローネ」が食後の楽しみに。クリスマスツリーを飾り、バルコニーにはイルミネーションが一晩中輝きだします。

忘れてならないのはプレゼーピオ。キリストの降誕の時を人形で表現した飾り物です。生まれたばかりのキリストと聖母マリア、父のヨセフを中心に、牛や馬、羊飼い、キリストの誕生を祝う庶民たちなどが登場人物。ただしキリストの人形は、24日の夜中、25日になって初めてワラのベッドに置かれます。

家庭だけでなく各市町村や教会などでもオリジナリティーあふれたプレゼーピオが飾りつけられますが、これらを見て回るのもイタリアのクリスマスの過ごし方。又、見ているだけでは物足りない(?) 人々は、“人間プレゼーピオ”となって私たちの目を楽しませてくれます。近所のおじさんが羊飼いの格好をして、街のプレゼーピオの会場へ歩いていく姿は微笑ましいものです。
プレゼーピオは翌年1月6日「ご公現の祝日」の翌日まで飾られます。


