子供たちの人気者、空飛ぶベファーナ日本のお正月気分が一段落着いた頃、イタリアではようやくクリスマスのシーズンが終わります。新年が明けても1月6日まではクリスマスツリーも飾られたまま。この日は
Epifaniaエピファニア(キリストが公に救世主として認められたことを祝う公現祭)
で、東方三博士が星に導かれてキリストを拝みにやって来た日。これを持ってキリストの生誕を祝うクリスマスが完了します。
さて、エピファニアはイタリアの子供たちにとっても特別な日。この日の朝、子供たちは
Befanaべファーナのプレゼントに胸を躍らせながら目を覚まします。エピファニアに由来するべファーナとは、魔法のほうきにまたがって飛び、子供たちにプレゼントを届けるおばあさん。
暖炉に吊り下げられた靴下の中に贈物を入れるところはまさにサンタクロースのようですが、容姿はいたってみすぼらしく醜い老婆です。それでも子供はベファーナが大好き。べファーナは良い子にはお菓子を、悪い子には炭を与えます。「良い子にしていないとベファーナから炭をもらうよ」、ベファーナの日が近づくとこれが口ぐせになる親御さんも。
そんなベファーナを歓待するための恒例イベントでにぎわう
ウルバーニア。1月2日〜6日まで、イタリアで最も盛大に行なわれます。町で一番高い塔からアクロバットパフォーマンスで降りてくるベファーナ、広場や街角、劇場で繰り広げられるミュージックショーの数々、子供たちにはたくさんのお菓子が配られます。街中にあふれるベファーナの仮装にも注目。孫の子守で忙しいおばあさんたちもこの日は主役です。

↑イベントのロゴマーク
ベファーナの日を最後にイタリアでは復活祭(2008年は3月23日)まで祝日がありません。
Befana porta via tutte le feste...ベファーナは祭日をみんな持っていってしまう...と成句をはくのは大人ばかり。子供たちはキャンディーの山にご満悦ですよ。
マルケ州については【
マルケ州政府観光局日本語公式サイト】をご覧ください。
マルケ州の旅は【
ディスカバリー・マルケ】へおまかせ。
マルケ州発!オリーブの木のオーナー募集中?詳しくは【
オリーヴォミオ】へ!
ヴェルナッチャ&ヴィーノコットAuguriアウグーリ!の言葉が挨拶のたびに交わされます。いよいよクリスマス目前。ガソリン、パスタ、パン、野菜に果物、あらゆる物価の高騰で節約ムードが漂うイタリアのクリスマスですが、一年で最も大切な日に備えて、ご馳走もプレゼーピオもクリスマスツリーも準備万端といったところです。
突然の寒波でイタリア中が凍りつくような寒さと積雪に見舞われた先週末は、「ホワイトクリスマスになるかも!」と期待をした人も多いはず。残念ながらこれは今年もおあずけとなりそうです。
さて、イタリアのクリスマスに欠かせないパネットーネ。マルケ州でも
マチェラータでは、ヴェルナッチャとともにいただくのが一般的です。この地域が原産地となるDOCGの
VERNACCIA DI SERRAPETRONAヴェルナッチャ・ディ・セッラペトローナは、イタリア各地で醸造されるヴェルナッチャの中でも唯一、赤ブドウから造られるというもの。昔からの伝統を誇るこのデザートワインは、バターやクリームたっぷりのぜいたくなお菓子、赤味のフルーツ、また桃やメロンなどにも良く合います。
一方、もうひとつのこの地方の特産物であり、最近になってその伝統的価値が認められた
VINO COTTOヴィーノコット。こちらもご馳走の後にふるまわれることが多い、マチェラータ地方の甘いワインです。「煮て醸造する酒はワインではなくリキュール酒である」と定める法律に反することからワインとして販売できなくなったために、農家の多くは減産を強いられた時期もありました。

↑マルケ州の特産。右からヴィーノコット、サパ、トリュフのペースト、ロンツァ・ディ・フィーコ
ヴィーノコットの甘さは酸味やエーテルの味とのバランスが良く、ハーブ、タバコ、樹脂、乾燥いちじく、プラム煮など、様々な香りをかもし出す独特な風味が特徴。ブドウの絞り汁を煮詰めて凝縮し、長い年月をかけて熟成させたものを、樽から少しずつ取り出しては飲む、こんな風に親しまれてきた貴重なデザートワインです。
長期の保存が可能なので、何十年も前のもの、時には60年以上もねかせた古いヴィーノコットに出会うこともしばしば。一時期はマルケ州全土で広く造られていたヴィーノコット、現在はマチェラータ県のロロ・ピチェーノ、
アスコリ・ピチェーノ県のヴェナロッタやロサーラのものがよく知られています。
残念ながらこれらのワインは日本はもちろん、イタリアでもここでしか入手し難いマルケ州の特産です。是非ともマルケ州にてお試しください!
マルケ州については【
マルケ州政府観光局日本語公式サイト】をご覧ください。
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